伏木駅周辺は、いつまでも変化しない本質的なものを忘れない中にも、柔軟に新しく変化を重ねているものをも取り入れる「不易流行」という言葉が似合う素敵なまちでした。
この記事の舞台となるのは富山県北部に位置する伏木駅の周辺。
伏木駅へは、JR氷見線に乗って高岡駅から3駅。
今回はこの伏木駅周辺を、やすたに、Mihi rope、ryotaka、あべちゃんの『まちっこ探検隊』が縦横無尽に歩きまわります!
JR氷見線は、高岡出身の藤子・F・不二雄氏と、氷見出身の藤子不二雄A氏を結ぶJR線であることから、「忍者ハットリくん列車」なるものが……!
アナウンスも忍者ハットリくんがしてくれるそう!
(※忍者ハットリくん列車で運転する列車は日によって異なります。ご出発前にご確認ください。)
今回は残念ながら忍者ハットリくん列車には乗れませんでしたが気をとりなおしてまち探訪します!
この伏木駅、歴史を遡ると中越鉄道の高岡駅-伏木駅間開業にともない1900年に開業したというから驚き。
現在の駅舎は1952年に建てられた昭和レトロなこぢんまりとした駅舎です。
字が大好きな私にとっては、この「伏木駅」の感じ、たまりません。
そしてポストの上には大伴家持像が…!ポストの赤、家持像の緑、伏木駅の青が素敵なコントラストをなしています!
ここ伏木は、街を歩けばいろいろな文化と歴史に出会える街なのです!
まず出会ったのは、「ふしき坂ノ上ヴィレッジ」と書いた何やら可愛らしい看板。
のぞいてみると…
・『おべんとうカフェ にじのこや』
・『glass studio and shop “Apollo”』
・コミュニティスペースのコンテナ
で構成されるたのしい”村”でした。
さっそく、『glass studio and shop “Apollo”』を見せていただくことに!
宇宙みたいな、キラキラしたガラスで作られたアクセサリーや一輪挿し、オブジェなどがズラリ!店主の斉藤さんの世界観にどんどん引き込まれていきます…!
あべちゃん、一輪挿しを購入!
背景や光の加減で色が変わって見える、とーーーーっても素敵な一輪挿しでした。
こちらが店主の斉藤さん!
このコンテナの中で、販売はもちろんのこと制作もしているとのことで、「このスペースでこんなに素敵なものづくりができるのか!」と驚いてしまうほど。
「楽しい人が増えていって、もっともっと楽しい街になればいいなあ!」と話していらっしゃいましたが、「そうなるに違いない!」と思わせる引き付ける力のある場所でした。
次に行く時には、『おべんとうカフェ にじのこや』のお弁当を、外の空気を感じながら食べたいなあ。
(私たちが訪れた日は都合により『おべんとうカフェ にじのこや』はお休みでした……)
「ふしき坂ノ上ヴィレッジ」のすぐ上、何やら目立つ建築が…
こちらは「高岡市伏木気象資料館」です。
現在でも、風速風向計及び日照計が設置されており、伏木特別地域気象観測所の一部として観測業務を行なっているとのこと。
ここからみえる景色が絶景!
それ以上に、ここができた歴史がとっても面白いのです!
起源は、1883年、回船問屋( 海運業者と荷送り人との間に立って、 貨物運送の周旋をした店)をしていた藤井能三が全国で初めて民間の測候所を建設したところにあります。まず、船の商売をしていたから測候所を自分たちで作るなんてすごい……(全国にある測候所はほぼ公営!)。
そこから管理主体や場所も少しずつ変化しながら現在の資料館という形になったのだそう。
そしてこの特徴的な建物、1909年建築の洋風木造建築です!
2017年に塔屋を復原し、明治時代の外観がよみがえったとのこと。
2018年にオープンしたという「ふしき坂ノ上ヴィレッジ」と、1909年建築の「高岡市伏木気象資料館」がすぐ近くにあるなんて、なんて興味深いエリアなのか…
きっともっと歩いたら面白いひとやもの、場所が見つかりそう…と何度も来たくなる素敵なエリアでした!
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■この記事を書いた人
やすたに
文字が好き。窓が好き。タイルが好き。
新たな好きを求めて旅は続く……
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